残された品物から家出調査の手がかりを集める方法
家出、というと親のに反発して子供が飛び出すといったイメージを持ちがちですが、最近は成人の家出が増えています。
探偵事務所にも成人を対象にした家出調査依頼が寄せられることが少なくありません。
依頼ごとに事情は異なりますが、探偵は家出人の特徴や情報を依頼者から入念に聞き取り、足取りをつかむべく家出調査を開始します。
家出調査の第一歩は、残された品物から行先の手掛かりを調べることから始まります。
未成年の家出と違い、成人の家ではある程度計画的に進められていることがほとんどです。
家に残された品物から何らかの手がかりがつかめる可能性は十分に考えられます。
最も手がかりがつかめる可能性が高いのが、パソコンです。
家出してどこに行くのかの計画を立てるためにパソコンを使用していれば、検索履歴やブックマークから何か手がかりにをつかめるでしょう。
ホテルや交通手段の手配をパソコンで手続きしていれば、より具体的な手掛かりがつかめることもあります。
検索履歴から証拠がつかめなくても、パソコンを調べる価値は十分にあります。
デジカメの写真データやメールのデータを見れば、交友関係や家出の相談の今世紀が見つけられるかもしれません。
特に調査対象者が女性の場合、男性と駆け落ちをしている可能性も疑わなくてはいけません。
男性との親密なツーショット写真や、恋愛をうかがわせるメールが残されていれば、一人で家出しているのではなく男性と行動を共にしている可能性を考える必要が出てきます。
部屋に雑誌や情報誌が残されていたら、忘れずにチェックしておきましょう。
特に求人情報誌が残されていた場合、家出後の仕事先につながる情報が入手できる可能性が考えられます。
雑誌や情報誌をチェックする時は、折り目や開きぐせに注意して調べましょう。
よく見ていたと思われるページには、必ず折り目や開きぐせが残されているものです。
他のページに比べて明らかにいたんでいるページがあれば、家出につながる情報が得られるかもしれません。
家出に絶対必要なもの、それは資金です。現金が残されている場合は、家出ではなくなにかの事件に巻き込まれている可能性があります。
家出人がネットバンキングを利用している場合は、ATMの利用履歴がメールで送られている可能性もありますし、クレジットカードの使用情報がメールで送られてくるカード会社もあります。
家出人のメールボックスを見られるのであれば、こまめにチェックして何か手がかりになる金融情報が送られていないか確認しておきましょう。